【セミナー】(株)マイクロネット主催セミナーのご案内
テクノの山中裕貴です。
弊社協力企業の株式会社マイクロネット様にて下記2つのセミナーが開催されます。
「ソフトウェアPLCセミナー」
「フィールドネットワーク利用技術セミナー」
弊社PCベースファインモーションを採用いただいているor検討いただいているお客様にはご興味のある内容かと思います。
ご興味のあるお客様は奮ってご参加ください。
※弊社PCベースファインモーションのEtherCAT版もバージョンアップが完了し、リリースしております。ご興味のある方は弊社へお問合せください。
セミナー情報
「ソフトウェアPLCによるシステム開発技術セミナー」
日時:2016/09/09 (金) 13:00~17:00
内容:
Iot技術やビッグデータ活用技術を導入する際にキーワードとなる、産業用PCの活用と ソフトウェアPLC技術について学べる「ソフトウェアPLCによるシステム開発技術セミナー」です。
「フィールドネットワーク利用技術セミナー」
日時:2016/11/25 (金) 13:00~17:00
内容:
フィールドバス技術の中でも、今最も注目を集めるEtherCAT技術にフォーカスしたセミナーです。
EtherCATの概要やシステム構築方法、プログラム技法などのPCベースプラットフォームを利用したマスター構築について学習できます。
お申込み希望の方は弊社へお問合せください。
【ファインモーション機能のご紹介⑧】回転速度指令(SPIN命令)
野崎です。
ファインモーションの特徴的な機能シリーズの第8回目は「回転速度指令(SPIN命令)」についてご紹介します。
■回転速度指令(SPIN命令)の役わり
ツール/ワーク/砥石などを主軸として目的の速度で回転させる軸があります。
主軸の回転速度を指令・制御するのが回転速度指令(SPIN命令)です。
また、位置制御を行う事で割り出しやC軸制御などの補間動作も可能です。
■回転速度指令(SPIN命令)とは
通常のサーボ軸を主軸のように使えます。もちろん位置制御も可能です。
回転速度指令(SPIN命令)は加減速付きの速度制御(回転数指令)です。
回転動作の開始/停止時にはPTP時定数による直線加減速を行います。
また、他の軸とは独立して制御します。
そのため、回転速度指令(SPIN命令)は、回転動作の開始/停止指令時は指令回転数への到達を待たずに、次ステップの運転プログラムが実行されます。
※加速完了や停止完了の待ちが必要な場合はタイマー命令で調整してください。
また、同一軸に対して移動命令(位置決めや補間)と回転速度指令(SPIN命令)を同時に使用することはできません。
■回転速度指令(SPIN命令)の命令形式
SPIN/G120 軸名 回転数 (OVR1)
定速回転を0.1rpm単位で指令します。無限回転軸に対して有効です。
命令コード"SPIN"/"G120"の後に軸名と回転速度を指定します。
"OVR1"をつけることで回転動作にオーバーライドが有効となります。
例
【テクノコード】
SPIN Z1000; 100rpmでの定速回転(オーバーライド無効)
SPIN Z1000 OVR1; 100rpmでの定速回転(オーバーライド有効)
SPIN Z0; 回転停止
【Gコード】
G120 Z1000;
■ファインモーション機能にご興味のある方
マニュアルダウンロードページの各種製品「機能編:TB00-XXXXE」や「運転プログラム:TB00-XXXXF」をご確認ください。
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ご質問などはお問合せもしくはお電話ください。
テクノ夏季休業のご案内
テクノ夏季休業のご案内
2016年7月22日
株式会社テクノ
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、下記の期間、夏季休業期間のためお問合せ対応及び発送業務をお休みさせていただきます。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
■休業期間■
2016年8月6日(土)~2016年8月14日(日)
■お問合せ・発送業務対応について■
2016年8月6日(土)~2016年8月14日(日)にいただいたお問合せ・発送業務依頼は、
2016年8月15日(月)より順次ご対応させていただきます。
回答までにお時間をいただく場合がございますが、予めご了承下さい。
お客様にご満足いただける製品とサービスの提供を目指し、社員一同より一層努力して参ります。
今後共、変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
敬具
【ファインモーション機能のご紹介⑦】形状補正(高精度輪郭制御)
野崎です。
ファインモーションの特徴的な機能シリーズの第7回目は「形状補正(高精度輪郭制御)」についてご紹介します。
■形状補正(高精度輪郭制御)の役わり
各軸の応答性(サーボ系)には、必ず遅れ要素があります。
そのため、多軸補間の軌跡は指令通りとはならず、内回りしてしまいます。
円弧の縮小については過去の記事に載せています。
形状補正(高精度輪郭制御)は内回りとなってしまう実軌跡を指令軌跡に近づけさせる補正機能です。
■形状補正(高精度輪郭制御)の仕組み
各軸の指令にその軸の遅れ要素をキャンセルするように"進み要素"を加えます。
ただし、単純に進み要素を加えるとオーバーシュートなどの副作用も発生する可能性があります。
そのため、「補間前加減速」機能を実行しながら、形状補正を行うのがベストです。
■形状補正(高精度輪郭制御)のメリット
軌跡の内回りを軽減し、軌跡形状の精度を向上させます。
円弧の場合は真円度が向上します。
※補間前加減速によって、軌跡の曲率が大きい部分では減速するため、移動時間が延びます。
■形状補正(高精度輪郭制御)の応用例
▼カッティングマシン
▼マーキングマシン
▼刺繍機や工業用マシン
▼小径穴あけ機
など
■ファインモーション機能にご興味のある方
マニュアルダウンロードページの各種製品「機能編:TB00-XXXXE」や「運転プログラム:TB00-XXXXF」をご確認ください。
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【ファインモーション機能のご紹介⑥】同一指令2軸(平行軸/ガントリ制御)※マスタ/スレーブ方式との比較
野崎です。
「同一指令2軸」機能をご紹介してきましたが、今回で3記事目になりました。
「同一指令2軸」機能は平行軸を制御する際の機能ですが、今回はマスタ/スレーブ方式との比較をご紹介します。
■マスタ/スレーブ方式
平行軸の1つのサーボをマスタ軸とし、もう1つをスレーブとする方式です。
マスタ側サーボのトルクモニタ信号をスレーブ側サーボのトルク指令に入力します。
モーションコントローラからはマスタ軸のみ認識しており、平行軸制御の認識はありません。
一見、便利のように思われますが、以下のような問題点があります。
■マスタ/スレーブ方式の問題点
①追従誤差
スレーブ側はマスタに追従して動作することになります。
つまり、マスタ側サーボからスレーブ側サーボへ指令を送るための時間が必要となります。
この時間=遅れになります。
仮に速度ループの制御周期を100μsecと仮定すると、その数倍の2~300μsecの遅れが考えられます。
正確な同期が行えないことがご理解いただけると思います。
②使い勝手の不備
モーションコントローラはマスタ軸のみ認識しているため、
例えばスレーブ側でアラームが発生した際に認識することができません。
つまり異常時の対応ができないといえます。
また、機構の組立途中での試運転や平行軸の精度補正の調整などでは
各軸を独立的に動作させたい場合がありますが、マスタ/スレーブ方式ではその対応ができません。
柔軟な対応ができないといえます。
③上下軸には使用困難
上下軸では静止摩擦や重力加重の関係で、マスタ側、スレーブ側の各モータの発生トルク値が不安定となります。
このような場合、マスタ側から指令するトルク値がスレーブ側にとって最適な値とならないことが考えられます。
そのため、上下軸では使えない可能性が高まります。
以上のようなことからマスタ/スレーブ方式よりも弊社の同一指令2軸による平行軸制御が良いと言えます。
■ファインモーション機能にご興味のある方
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