【参考にして頂きたいお客様】
・モーションコントローラを初めて導入されるお客様
・モーションコントローラ選定、サーボモータ選定、制御盤製作などでお困りのお客様
ワンボードモーションコントローラSLM4000で、専用のNC制御ユニットを簡単に自作するための流れをご紹介します。
モーション制御の体験練習や具体的な導入説明を記載し、初めてのお客様でも安心・簡単に製作頂けることを目的としています。
テクノのモーションコントローラはDNC機能、ツール長補正、径補正、ピッチエラー補正、マクロ機能など豊富な
モーション機能を備えており、これらを活用することで本格的なマシンにも柔軟に対応できます。
■NCシステムを自作される場合の注意点
機構改造、モータ取り付け、機体配線、制御ユニットの作成、電気的テスト、PC関連インストール、
試運転など、設計から実動作までは基本的にお客様自らおこなって頂きます。
それらの基礎的な知識は必要です。 |
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T NC制御ユニット設計手順 |
1 モーションコントローラのデモ機で体験(無料) |
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モーションコントローラの選定で悩んでいるお客様には、
ぜひデモ機 を体験ください。
ファインモーションの操作や機能を体験いただけます。
テキスト・説明動画・練習用運転プログラムなどがあり、PCを準備頂くのみで簡単に練習できます。
モーションコントローラの標準機能が半日程度で体験できます。
※デモ機はSLM4000だけでなくPLCモーションコントローラもあります。
その他は準備中です。 |
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2 サーボモータ選定 |
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注記 |
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テクノでは、サーボの購入/転売はしていませんが、代理店のご紹介は可能です。 |
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3 ワンボードモーションコントローラSLM4000の導入 |
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SLM4000の導入は簡単です。初めての方でも手順どおりの作業で、自然に慣れていただけます。
新人や未経験者でも、自力で準備・導入・試運転ができます。
また、必要な情報はHPやマニュアルに準備しております。 |
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3−1 モーションコントローラの応用に必要な情報をマニュアルページに掲載<閲覧には会員登録が必要です> |
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3−2 マニュアルにならって導入 |
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3−3 メカ試運転 |
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3−4 年間サポートでさらに安心 |
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初めての方は、年間サポートの契約をおすすめします。
周辺配線、サーボアンプの設定、SLM4000の設定、応用面でのご相談をお受けできます。
年間サポートのメリットや内容は、「ご購入の前に"3 サポート(技術的なご支援)"」をご確認下さい。 |
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4 モーションコントローラの運用は標準仕様でスタート |
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SLM4000には、いろいろなオプションがありますが、あらかじめすべてを見通して応用するには、ある程度の経験が必要です。
そこで、はじめはなるべく標準仕様の範囲で使っていただき、一通りの実稼働の後に、実際に必要なオプションを購入される方が良いと思います。
本来、オプション追加の場合に、オプション費に加えて、オプション更新費が発生しますが、「年間サポート」を契約いただいたお客様には、ご購入後3ヶ月以内でのオプション更新費は無料とします。
(オプション費は有償です) |
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5 モーションコントローラのオプション選択 |
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必要に応じて以下のオプションを追加購入頂けます。
各オプションの内容は、SLM4000ユーザーズマニュアル<機能編>でご確認ください。 |
オプション |
内容・目的 |
DNC |
モデリング加工やCAM出力ファイルで、微小補間の大量連続運転など加工プログラムのステップ数が大きい場合に最適です。 |
機械パネルIF |
プログラム選択、オーバライド、手動スイッチなどの機械操作パネルを外部に準備したり、手動パルサを使う場合。 |
手動パルサIF |
手動パルサを使う場合。 |
主軸2bit制御 |
主軸を2bit出力でON/OFFや高速/低速を制御します。 |
マクロ機能 |
ATC制御、周辺制御、ツールセットなどをするときに便利です。 |
センサーラッチ |
ツールセット機能。3次元計測。 |
マルチタスク |
ATC制御や周辺制御を運転プログラムとして作成し、メインの運転プログラムとは、別に動作させたい場合。 |
ツール長補正 |
ツール交換やターレットによるツール長の変化を補正します。 |
径補正機能(専用化) |
径補正機能を使う場合。ミーリングやレーザカットに応用。 |
PE補正機能 |
ピッチエラー補正で機構精度を高める場合 |
USB機能 |
PCとUSB接続するときに使います。DNCなどの通信パフォーマンスがあがります。 |
接線制御 |
カッティングで刃先を常に軌跡方向に向けるとか、溶接トーチを軌跡の法線方向に向けるなどの自律制御をします。第4軸を使います。 |
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6 ATC制御 |
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マクロ機能を利用するとATC制御なども可能です。
マクロプログラムでは、かなり高度な判断や処理も可能です。
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U 補足説明 |
1 G言語の対応 |
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基本的なG言語は対応していますが、FANUCなどの汎用NCと互換ではありません。
SLM4000マニュアル<機能編> G言語/テクノ言語の一覧表をご覧ください。(閲覧には会員登録が必要です。)
また、お持ちのG言語ファイルをメールで送っていただければ、テクノで事前の確認をいたします。(年間サポート契約が必要です) |
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2 カスタマイズム対応 |
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穴あけ固定サイクル |
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マクロ機能とサブルーチンで似たような動作は、可能です。場合によっては、カスタマイズで対応します。 |
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リジッドタップ |
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カスタマイズで対応します。 |
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3 使用できるサーボ |
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SLM4000では、パルス列指令のサーボやパルスモータに対応しています
(最大4Mpps)。
信号はラインドライバ出力で、A/B相(90度位相差)、パルス/方向、CW/CCWパルスを選択できます。 |
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4 主軸のアナログ指令 |
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SLM4000にアナログオプション指令が追加されました。S5桁指令でアナログ電圧により主軸アンプを制御します。
あるいは、マニュアル操作で可変速する場合、ボリュームなどを外付けして、
インバータ自身の機能を使っていただくこともできます。 |
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5 自作のPCソフトで運転(独自性の追求) |
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6 将来の拡張・高付加価値の追求 |
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マシンの仕様やご要望によっては、PLMCやPCベースなど別のモーションコントローラが最適であることもあります。
この場合でもSLM4000応用の経験やPCソフトのノウハウは、水平展開できます。
多軸マシン、nm制御の精密マシン、複雑・高度なマシンにも同じような手法で対応できます。
テクノにご相談いただければ、様々なご提案をさせていただきます。 |
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