ファインモーションとは

ファインモーションとは

ファインモーション(旧名オープンモーションコントローラ)は、創業者山中守が安川電機時代に培ったNCにおける技術と知識を基に開発したハイエンドモーションコントローラです。

ファインモーションのコンセプト

  1. 1 Technology

    創業者の山中守が安川電機に在職(10年間)中に培った、ハイエンドのNC技術・知識を工作機以外の自動機メーカーにも活かせる思いで作り上げたのがファインモーション。

  2. 2 Open

    モーション以外のソフトウェア(HMI、PLC、画像処理など)との通信ができることを目的に、インターフェースを公開(オープン)しています。
    これにより、顧客が使いたい製品やソフトウェアとモーションコントローラを連携させることが可能です。

  3. 3 Added Value

    ONLY ONEの装置開発に貢献します。
    装置メーカーが競合他社に勝るには付加価値をつけることが大切です。
    ファインモーションが持つ様々な機能を使っていただくことや場合によってはお客様の実現したいことをお客様専用にカスタマイズしご提供も可能です。

  4. 4 Small

    制御盤サイズをコンパクト化できるように、モーションコントローラのコンパクト化を追求してきました。
    また、PCとPLCを必ずしも必要としないスタンドアロン化も目指してきました。

ファインモーションへのこだわり

微小な直線補間が連続しても、合成速度を一定にすることで滑らかな軌跡を実現

加工や成形などで結果に起因する重要な性能です。
もし合成速度が一定にならないと、ガタツキなどが発生し、加工結果は悪くなります。


セッティングPCによる即日運転が可能

装置の試運転が他社と比べ圧倒的に早く実現ができます。
他社製品だと、画面ソフトはなく、顧客自ら作らなければいけないため、試運転までの時間を要します。
当社ではすでに用意されているため、装置や制御盤さえ出来上がると、
即日試運転ができ、製品化までの工数削減が可能です。

  • 運転画面
  • 入出力モニター
  • パラメータ
G/Tコードによる可読性の良い運転プログラム

ラダーでは作成者しか分からず、引継ぎがスムーズに出来ないと現場で修正することが難しい状況があります。
G/T(テクノ)コードだと可読性が良く、テクノコードだと命令内容がイメージし易いため引継ぎや現場での修正が容易です。

技術コラムに一例を掲載しております。
多種多様な用途に使える機能を搭載

これまで採用された装置は700種以上という実績から多種多様な機能を搭載。
さらに、これらの機能に対して専用の機能を追加カスタマイズすることも可能なため工数と費用を削減できます。

TPCロギング機能による精度解析、予防保全が可能

トラブル時やトライ&エラー時の調査に使えるTPCロギングは定量的に把握するために役立ちます。
今後はIoTやエッジコンピューティングにも広げていく予定です。



様々な製品形態、通信方式を採用

当社の製品形態は複数あり、軸数、使いたいサーボの通信方式、I/O点数、拡張性、価格など
様々な観点から選択ができます。

カスタマイズ

装置メーカーは競合他社に負けないノウハウを持っております。
しかし、大手コントローラメーカーに開発を依頼すると費用が莫大となることがあります。
当社の場合、すでにある様々な機能を活かして開発することができ、工数と費用削減に繋がります。

ファインモーションのコンセプト

創業以来30年以上に渡り、最先端の装置(数万台)に導入されています。

  • 工作機械・加工機
    • マシニングセンタ
    • 旋盤
    • レーザー加工機
    • プラズマ加工機
    • ウォータージェット
    • 放電加工機
    • 歯冠加工機
    • レンズ研磨機
    • 中ぐり
    • 高周波加工
  • 産業用ロボット
    • ウェハ搬送ロボット
    • 5軸・6軸多関節ロボット
    • パラレルリンクロボット
    • 溶接ロボット
    • 特殊機構ロボット
    3Dプリンタ
    • 樹脂
    • レーザー
  • 成形機
    • 射出成形機
    • パイプベンダー
    • バネ製造
    • 特殊曲げ加工
    フィルムロール
  • 巻線・巻取り機
    • モーター用コイル
    • 電子部品用コイル
    • 炭素繊維
    • 光ファイバーケーブル
    検査装置

ファインモーションへの変遷

1988年 4月

(有)システムテクノブレイン設立
ハード、ソフト開発の技術をベースに製品開発支援やコンサルティングを行う

1991年

カスタムLSIの開発&完成
スタンドアロンを思想とした製品ST2000を開発&リリース

特徴
2軸制御
スタンドアロン / NEC製PC-98用Cバス挿入
自社製IC TCN-90、TH001を開発し高速化&アナログ主軸を実現

1993年

ST2000や4000よりも高速化したST8004を開発&リリース

特徴
4軸制御、アナログ速度指令
スタンドアロン / PC-AT用ISAバス挿入

1995年

ST8009よりも高速化、機能を拡張したST8000Exを開発&リリース

特徴
9軸制御、アナログ速度指令
スタンドアロン / PC-AT用ISAバス挿入

1996年 1月

「日刊メカニカル」にて記事を掲載
埼玉県工業技術研にて「パソコンNC」を講演
新潟県工業技術研究所にて講演

1998年 12月

ロシアにて「パソコンNC」を講演

1999年

SPX8000リリース

特徴
4軸(+5軸)制御
PC-AT、PCIバス、スタンドアロンタイプ
CPUをSH系に変更し高速化

2005年

DTF(DESKTOP FACTORY)研究会参加
卓上精密マシンのユーザーが拡大
PLMC-MⅡを製品化しリリース

特徴
4~16軸制御
MECHATROLINK協会に参加

2012年

PCベースファインモーション(RTMC-M3) を製品化しリリース開始

2014年

PCベースファインモーション(RTMC-EC) を製品化しリリース開始

2016年

バージョンアップ(64軸対応など)したPCベースファインモーション
RTMC64-M3/ECのリリース開始

2018年

SLM4000の後継機種
SLM8000をリリース

1990年 7月

(株)テクノ設立
オリジナル商品の開発を計画

1992年

オリジナル商品「ASISS」リリース
ST2000のバージョンアップ版ST4000を開発&リリース

特徴
5軸制御、アナログ速度指令 スタンドアロン / NEC製PC-98用Cバス挿入
パソコンNCがFA業界で注目される

1994年

ST8004よりも軸数を拡張したST8009を開発&リリース

特徴
9軸制御、アナログ速度指令
スタンドアロン / PC-AT用ISAバス挿入

1995年

ST8000Exよりも高速化、機能を拡張したST9000Exを開発&リリース

特徴
9軸制御、アナログ速度指令
スタンドアロン / PC-AT用ISAバス挿入
工作機械関連技術者会議にて講演
日刊工業「機械技術」にて記事を掲載

1997年

SLX8000リリース

特徴
4軸制御+アナログ主軸

2002年

SLM4000をリリース

特徴
4軸制御
スタンドアロンタイプ
ワンボード低価格NC

横河電機製FAM3に接続するPLMC40を製品化しリリース

特徴
4軸制御
横河電機FAM3と通信可能
PLCモーションを推進し、ユーザーが広がる

2007年

PLMC-MⅡの後継機種である種である
MECHATROLINK-Ⅱ対応
PLMC-MⅡEXを製品化しリリース



2011年

MECHATROLINK-Ⅲ対応のPLMC-M3EXを製品化しリリース開始



(株)タイテック製の多軸サーボアンプとモーションコントローラを
一体にした
MAMPを製品化しリリース

2013年

SCF2013展示会に出展
ステッピングドライバ3軸を搭載した一体型シリーズのモーションコントローラ
MCDRVを製品化しリリース

2015年

SCF2015展示会に出展

2017年

SCF2017展示会に出展