卓上実装マシン
卓上実装マシンで専用作業を達成
- 背景
-
人が座って作業していることを自動化することで省人化、費用削減、生産性向上、品質向上を達成する必要があり、卓上ロボットのようなマシンに専用作業(ネジ締め・ハンダ付け・のり付け・塗布など)をさせることになりました。
そのための専用機能とロボット制御(人が行っていた作業)が必要でした。
- 課題
-
[専用作業/ロボット制御]
・ディスペンス制御
シーリングや貼り合わせをするために、指定の位置で指定の分量を指定のタイミングで塗布したい
「位置決め→静止→塗布」だけでなく「軌跡制御で動きながら塗布」も必要
・電動ドライバ
ネジ締めをするために、指定の位置で指定のトルクで制御したい
・その他のI/O制御
「半田付け」、「吸着・把持」、「組立実装」、「レーザ」、「マーキング」なども行いたい
[小型・組込]
作業内容が緻密なため、卓上で行えるようにしたい
卓上マシンにすることで電気品などの削減や制御盤スペースの省略を達成したい
[運転プログラム]
軸動作とI/O制御(ヘッド制御)の関係は、マシンの種類やヘッド(作業内容)が変わっても類似している。
緻密な動き・位置決め・輪郭動作など全ての項目で共通に扱える運転プログラムが必要。
- 構成例
-
ワンボードモーションコントローラ(SLM4000)によって軸・I/O・表示(マンマシン)を一括で簡単・標準的に制御します。
手動・自動ともに自動機の機能を完備しており、G言語やテクノ言語で運転を定義することで制御できます。
- 解決&メリット
-
■ディスペンス・ネジ締め・リベット・穴開けなどに対応
■ワンボードモーションコントローラ(SLM4000)により小型化・組込
■汎用NC相当のモーション精度を実現
■テクノ言語で簡単運転
軸動作と連係させてI/O制御が得意なため、ディスペンスの輪郭制御やネジ締めの微妙な上下動作を簡単に実現できます。
■制御盤の省略
■守秘性向上
PLCはどこでも購入ができるため、ラダーをコピーされることによるリスクがあります。
テクノはモーションの根幹部分をファームウェア内で実行しているため、例え運転プログラムが盗まれたとしても
他社コントローラにて変換・使用はできません。
また、カスタマイズを実施することで他社が購入したテクノ製コントローラでも
使用できなくなります。
- 関連資料