レトロフィット
レトロフィットとファインモーション
- レトロフィットの背景
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レトロフィットをご要望するお客様の多くの背景は以下になります。
▼従来設備の休眠化からの脱却
設備や装置の機能・性能が不足し、活用できていない。
しかし、撤去するにも費用がかかり、やむなく休眠化させていた。
多少メンテナンスを施せば十分に使えるためうまく活用したい。
▼設備予算の縮小
予算縮小が決定し、新規装置を購入するほどの予算がくめない。
そのため、既存の装置を活かしたい。
▼生産ラインの変更
多品種少量生産に対応するために既存の生産ラインやマシンを変化させることで実現したい。
- 導入のポイント
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①本来の作業目的に立ち返って考える
よく従来の機能を達成したいため、○○○の機能を実現して欲しいという要望を頂きます。
しかし、ヒアリングを重ねていくと、機能の実現が目的ではなく、その奥に本来の実現したい目的があることに気づきます。
機能はあくまでも手段になります。
本来の目的を考え、それを達成するための手段を一緒に考えていきます。
②設備担当者が主役
システムのとりまとめ、再設計、調整など全てに渡り、設備担当者が主役になるべきとテクノは考えます。
テクノはあくまでも黒子(支援)として尽力します。
【設備担当者が主役であることのメリット】
・生産技術の蓄積
・内製化による開発コストの低減
・類似のレトロフィット(2号機以降)への水平展開
③最新サーボ利用も考えてみる
装置だけでなく、サーボも既存を使いたいといったご要望を頂きます。
テクノでは既存装置だけでなく、既存サーボ活用も考慮します。
しかし、場合によっては最新サーボも選択肢に含めます。
近年のネットワークサーボは高性能、高信頼性のため、最終的に既存サーボ活用よりも
メリットが大きいという場合があるためです。
※MECHATROLINKやEtherCAT用のサーボに対応しています。
※MECHATROLINK対応製品:PLCモーションコントローラ
※MECHATROLINK/EtherCAT対応製品:PCベースファインモーション
- 導入手順
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テクノが経験してきたレトロフィットにおいておおまかな導入手順をご紹介。
①旧システムの現状調査
②レトロフィットの計画
③専用ソフト(モーションコントローラやPCアプリケーションなど)の開発
④現場での制御部の交換作業
⑤組み合わせ、テスト、評価
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