画像処理とモーションコントローラの連携(VisionPro×モーションライブラリ)【モーションコントローラ】
画像処理(Cognex製VisionPro)とテクノモーションコントローラ(PCベースモーションライブラリ)の連携をご紹介します。
赤丸の円盤をカメラで撮影し、VisionProが円盤の回転角度を計測!
その情報をPCベースモーションライブラリへ渡し、緑丸の円盤が追従します!
テクノ動画紹介でもご紹介しております。
画像処理は愛電株式会社様にご協力頂き、VisionProを応用しています。
高度な輪郭抽出や幾何演算を実現しています。また、照明悪条件でも形状判定ができるなどのメリットもあります。
愛電株式会社:Cognexの正式SIerであり、画像処理の実績は200件以上です。
モーションコントローラはテクノのPCベースモーションライブラリを活用しています。
VisionProとモーションライブラリはPC内で処理されるため、画像計測/判定→指令→モーション制御→追従軸サーボ動作までの流れが高速です。
「画像処理結果からモーションを制御したい!」といったご要望にマッチします!
2014年5月14日(水)~2014年5月16日(金)にて開催されますESEC2014の(株)アルゴシステムのブースでもデモ展示します。
ご来場頂きました際はぜひご覧ください。
ESEC2014のご案内
ESEC2014のご案内
お世話になります。
テクノの山中裕貴です。
2014年5月14日(水)~5/16日(金)にESEC2014が開催されます。
下記の各社ブースにて、テクノ関連製品の展示をご案内させていただきます。
展示いただいているのは各社とも「PCベースモーション」です。
「PCベースモーション」では、FAPCメーカやRTOS「INtime」と連携しており、
お客様へマルチベンダーによる最適なシステム提案をさせていただいております。
●PCベースモーションとは?
■PCベースファインモーション
RTOS「INtime」上で動作する高性能モーションコントローラです。
緻密なマシンを8台同時に、32軸を1msecで制御します!
また「次世代マシンの追求」ページもご覧下さい。
■PCベースモーションライブラリ
ファインモーションの機能の一部を部品化したソフト関数群(ライブラリ)です。
ライブラリをお客様ソフトに組み込むことで自由に独自のモーション制御を自社開発することができます。
◆【株式会社マイクロネット】西 10-30
工業用PC向けRTOS「INtime」、高機能PLC「INplc」を利用したEtherCATおよび
MECHATROLINKのモーション制御ソリューション展示を行います。
http://www.mnc.co.jp/pdf/ESEC2014annai.pdf
[展示物]
・PCベースモーションライブラリ(EtherCAT) 3連クロス同期(Panasonic MINASサーボ)
・PCベースモーションライブラリ(MECHATROLINK) 二軸同期制御とDIO制御(安川Σサーボ、日機電装、アルゴシステム)
◆【株式会社アルゴシステム】西 12-73
商品を大幅にリニューアルし、ハイバリューパフォーマンスを訴求するHiViPシリーズを発表・展示します。
具体的には、IEC61131-3準拠のソフトウエアPLCと同期モーションライブラリ、SCADAを標準搭載した、Bay Trail搭載パネルPC/ボックスPCベースのオールインワンコントローラ、新型パネルコンピュータなどを展示します。
[展示物]
・オールインワンコントローラ一台による2軸同期、3軸同期、画像処理連携4軸同期、16軸同期制御デモ(EtherCAT)
・PCベースモーションライブラリ 画像処理(Vision Pro)とモーションライブラリの高速連携(愛電株式会社 協力)
◆【株式会社コンテック】西 10-4
コンテック製FAPCとRTOS「INtime」の上で、テクノのPCベースモーションが動作します。
FAPCとINtimeによる信頼性で、FA現場でも安心して運転できます。
EtherCATとMECHATROLINKの両システムを展示します。
[展示物]
・PCベースファインモーション(EtherCAT) 3連クロス同期(Panasonic MINASサーボ)
・PCベースモーションライブラリ(MECHATROLINK協会デモ機)
◆【ADLINKジャパン株式会社】西 5-46
ADLINK製FAPCとRTOS「INtime」の上で、テクノのPCベースモーションが動作します。
FAPCとINtimeによる信頼性で、FA現場でも安心して運転できます。
[展示物]
・PCベースモーションライブラリ(MECHATROLINK協会デモ機)
●ESEC2014
日時:2014年5月14日(水)~5/16日(金) 10:00~18:00 (最終日は17:00終了)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟2ホール
会期中は、会場内にテクノのスタッフがおります。
モーションにご興味のある方は各社ブースのスタッフに、「テクノ」に相談したい旨をお気軽に問い合せてください。
出来る限り、お会いしてお話ができるよう対応いたします。
PCベースモーションの動向なども補足ご説明させていただければと思います。
皆様のご来場、お待ちしております。
2014年5月8日
株式会社テクノ
【テクノ言語とG言語のご紹介⑤】テクノ言語のサンプル紹介(インクレ直線補間「LIN」)
テクノの野崎です。
今回はテクノ言語やG言語における「インクレ直線補間命令」のサンプルをご紹介します。
※テクノ言語やG言語は1行1動作の形式でプログラムを作成します。
サンプル:「インクレ直線補間命令」
直線補間命令は「LIN(Linearの略)コマンドを使用します。」
直線補間命令は下記のようなときに使用します。
・速度を指定して軸を移動させたい
・移動軌跡を直線にしたい
・お互いの軸を同期させて動かしたい
指令した全ての軸が、同時に移動を開始して、同時に移動を終了します。
微小な直線補間を連続させることで、自由曲線を描くことも可能です。
右上図は①→②→③→④を目標位置とし、順番に直線補間で移動した場合の軌跡を示しています。
その際のプログラムは下記になります。
==========================
①:LIN X40000 Y20000 F40000:
【①:G01X40000Y20000F40000;】
②:LIN X40000 Y-20000;
③:LIN X-40000 Y-20000;
④:LIN X-40000 Y20000;
END;
【】は代替するG言語命令
==========================
前回ご紹介したPTPのようにXやYなどの軸を指定し、各軸の移動量[pulse](1pulseを1μmや0.1μmに設定可能)を設定します。また、①のように「F」にて速度[pulse/sec]を指定することも可能です。
指定のない軸は移動を行いません。
次回は円弧補間命令のサンプルをお伝えします。
▼テクノ言語にご興味のある方:テクノ言語運転プログラムをぜひ、ご確認ください。
▼テクノ言語/G言語の対応リストもあります。
【テクノ言語とG言語のご紹介④】テクノ言語のサンプル紹介(インクレ位置決め「PTP」)
テクノの野崎です。
GWが始まりました。
今年のGWは晴れる日が多いみたいです。
外出するにはうってつけです!
さて、今回も「テクノ言語とG言語のご紹介」シリーズです。
前回は運転プログラムの実行についてお伝えしました。
今回はテクノ言語のサンプルを紹介したいと思います。
併せてG言語のサンプルも記載します。
テクノ言語やG言語は1行1動作の形式でプログラムを作成します。
サンプル:「インクレ位置決め命令」
位置決め命令は「PTP(Point to Pointの略)コマンドを使用します。」
各軸を任意の位置に位置決めするときに使用します。
各軸はそれぞれ独立して設定した速度・加減速(サーボパラメータ)で移動します。
右上図はX軸、Y軸の速度を同じとし、①→②→③→④の順で目標位置に移動した場合の軌跡を示しています。
その際のプログラムは下記になります。
==========================
①:PTP X40000 Y20000:
【①:G00X40000Y20000;】
②:PTP X40000 Y-20000;
③:PTP X-40000 Y-20000;
④:PTP X-40000 Y20000;
END;
【】は代替するG言語命令
==========================
上記のように
PTPの後にXやYなどの軸を指定し、各軸の移動量[pulse](1pulseを1μmや0.1μmに設定可能)を設定します。
※G言語の場合はG00を使用します。
指定のない軸は移動を行いません。
次回は直線補間命令のサンプルをお伝えします。
▼テクノ言語にご興味のある方:テクノ言語運転プログラムをぜひ、ご確認ください。
▼テクノ言語/G言語の対応リストもあります。
PLCモーションコントローラの高速版が出ました!!【モーションコントローラ】
弊社ホームページをご覧頂きありがとうございます。
テクノの山中裕貴です。
多くのお客様にご好評頂いているPLCモーションコントローラ(PLMC-MⅡEX / PLMC-M3EX)に高速版(PLMC-MⅡEX-F / PLMC-M3EX-F)ができました!
最高クラスのCPUを使用しており、CPU性能が従来比1.4倍です!
高度なマルチタスク処理で制御周期4msec以内に収まらなかったお客様の装置では、高速版になったことで、3msec以内までに改善し、今までの軸数でさらに高速な制御が可能になりました。
その他にも、制御周期に余裕が生まれたため、現状の制御性能を落とさずに軸を追加することで、位置決めモジュールを1つ減らすなどのことができるかもしれません!
計算量の多い特殊な補正や複雑なロボット演算などに効果絶大です!
お客様の装置の可能性をまた一歩、向上して頂けると思います。
ご興味のあるお客様はぜひお問い合わせください。